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2006年1月29日 (日)

北海道旅行 その5

 12月10日(土)

Dsc00346   9時37分。名古屋時代にワイン城を訪れて以来の池田駅下車で、6年3か月ぶりに降り立った。雪は多少あるもののいい天気だ。改札で指定席特急券に無効印、ひとつ先の十弗駅までの乗車券に途中下車印を捺してもらい切符を手元に残す。小さな待合スペースとキヨスクだけの駅だが10人以上の人が待っていた。さあ、今回の旅の主目的、2006年4月廃止のちほく高原鉄道は9時55分発、発車まですぐだ。この池田から北見駅までの長い道のりをとことこと気動車で走るわけだ。3時間も乗りっぱなしだからお手洗いなど済ませて準備万端、切符を買おうと運賃を確かめていると窓口から「銀河線は止まってます」との声が聞こえてきた。池田から2駅の高島あたりでポイントだか信号だかの故障が発生して朝から止まっているというのだ。復旧の見通しは現在立っていないとの説明に私の頭は一体どうしたらいいのか考えられなくなってしまった。

 「代行輸送のタクシーを用意していますから、そちらに乗られるのであれば鉄道の運賃で希望地までご乗車になれます」

 申し訳なさそうに説明する駅員には悪いが、希望地に行けばいいとかそういう問題ではないのだ。鉄道に乗らなくては意味がないのだ。さっきの特急の車内でも乗り換え案内を放送していたじゃないか、まったく。しかし、復旧したとしても今夜予約しているウトロ温泉に到達が不可能なのは確実でそれなら北見へ向かうのを優先させて代行タクシーに乗ったほうがいいか。いや、福岡からわざわざこれに乗るために来たのだから・・・。待ち時間を嫌って釧路経由でウトロに入ろうか、うわ、時間的に無理か。廃止されたらもう絶対に乗れないし、4月までに再度ここに来ることは現実的にないし・・・。

 逡巡する間にほとんどの乗車予定の客は代行タクシーに乗りこんでいく。私と同じように記念乗車風の人もいたが諦めて乗っていく。本来なら発車の9時55分には皆が覚悟を決めた。窓口前に残された私は、何度目かの「お客さん、乗られますか」の呼びかけに観念して応じ、池田までの切符(3410円)を渋々買った。泣きたいくらい悲しい気持ちだった。駅前にはジャンボタクシーが2台。もっとも往生際の悪い私が2台合わせて15人ほどの乗客を待たせている。この状況に対しては申し訳なさを感じながら助手席に乗り込んだ。なんとか自分を納得させられたのは、鉄道の代行タクシーに乗るのは初めてだから、ということでしかなかった。定刻を10分遅れて北見までの珍道中へと出発した。

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コメント

コメントとTRありがとうございました。
しかし代行タクシーとは貴重な体験ですね
私も釧路に行ったとき東方沖地震で釧網本線は不通で代行バスで釧路-摩周まで行ったことがあります。その後また鉄道で乗りましたがねちほく鉄道は最後ですからねもう行く機会がないと残念でなりませんが、またなんとか都合作っていく気があればいいですね当方も機会があれば4月に行きたいとたくらんでいます。

投稿: 湯ったり乗ろう | 2006年1月29日 (日) 02:15

首都圏で生活していたことがあるので振替輸送は他社線やバスなど何度も経験があります。運休路線の代行バスの経験はありません。
 しかし、突発的な1日だけの代行タクシーってのはなかなかないのではないでしょうか。ないはずです、ってことにしてほしいです、トホホ。

投稿: いた | 2006年1月29日 (日) 02:29

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